
アマプラで観ました。
「かなり普通よりの面白い」と評価させていただきます。
面白い点は主人公以外が全員正論です。
逆に主人公だけがずっと自分基準でわがままなので主人公に共感できない、しかし周りが正論なので話は面白い。という絶妙なストーリー展開です。
主人公以外の全員が好きというストーリーはなかなか珍しいので、私は「お!」と思いました。
(この世の作品は主人公以外のキャラも主人公と同じレベルパターンが非常に多いからです)
正論(大人数)に馬力のあるわがまま主人公がスパイス的に組み合わさることで話が一気に面白く加速します。この作品はそれが非常に良くできており今後の参考になります。
つづいて、「おや?」と思った点です。
・ファッションに疎い主人公が採用されたこと
採用した社長が最後の方で「あなたは私に似てる」と言いましたが、『ほんとに?』って思いました。
なぜならこのストーリーは主人公の成長ストーリーですが、初めて社長と主人公が対面してるときに「負けず嫌いだ」とわかる様子はありません。その描写があるのは採用された後です。
それでファッションもダサい主人公のどこが社長と似ていたのでしょうか…あまりにもその場で見える共通点がなく『おや?』と感じました。
明らかなデブは採用していないので私は顔採用だと思います。
・傍若無人だけどカリスマ的な社長が自分の不機嫌で主人公に嫌がらせをする点
社長がやることは非常に理にかなっていて「カッコいい女社長の象徴」のように描かれていましたが、不機嫌になった途端に理不尽な嫌がらせを行いました。(どのぐらい理不尽なのかというと、かぐや姫が求婚者に存在しないものを持ってきてって言うレベルです)
これがなぜ理不尽だとわかったのかというと、"嫌がらせの任務を完了した主人公を見た時に驚きの表情を社長がしたから"です。驚いてるということは理不尽だとわかって依頼してるわけですから。
この点はストーリーを含むキャラとしての作りが甘いなぁと感じました。
・主人公がドクズ
ストーリー展開的に負けず嫌いで真面目っぽい印象を受けますが、私が彼女から受けた印象は『欲望に忠実で自分軸のない精神的に幼さが残る大人の女性』でした。
何かを行動・決断する際に常に他人基準ですが、自分の欲が出た瞬間はそちらに流れる。
依存にハマりやすい盲目信者の象徴のような女性です。
そのため、人間らしい主人公といえば聞こえはいいですが、この作品に出てくる人は全員人間らしいので「主人公は人間らしい点が素晴らしいのではなく、特に負の気質が強いのにそれを視聴者に感じさせない点が素晴らしい」という結論に至るかと思います。
その方が共感の窓口も広がるでしょう。
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総評です。
ストーリーと登場キャラのリアリティや噛み合わせが非常に良い。
特に主人公以外のキャラクターが魅力的
ファッションでこんなに人の見た目は変わるのかを実感できる作品です。ブランドにも興味が湧きました。
古さを感じさせないいい作品でしたので、ぜひご覧ください。





