コミックマーケット、コミックシティ…同人活動のイベントはたくさんあります。
そして私はオタクか、オタクじゃないかと聞かれたら圧倒的オタク側。学生の頃からイラストばかり描いて過ごし、同人活動の真似をしてコピ本を売ってみたり、実際に製本してコミケに参加してみたり…、、、実際にやってみた感想を今日は描こうかなと思います。
同人活動といえば!オフ会!コミケ!だよね!みたいな空気感が苦しいオタクのみなさんはぜひご覧ください。楽しい人たちはブラウザバックお願いします。
ここからはざっくりした感想です。
①コミケに参加した感想
設営までの準備期間はめちゃくちゃ楽しかったです。新居に家具を揃えるような感覚で、「ここにはこれを設置しよう。これを置いておいたら楽しんでもらえるんじゃないかな。こうおいた方が見えやすいんじゃないか。」とか考えている時間が楽しかったです。
そして当日。まず開催地が結構歩かなきゃいけない場所だったりして設営の荷物を持ち込むのがかなりきついというファーストインパクトがありました。ここで体力の半分がなくなります。会場に入るとせっせと設営。"時間に追われる"という感じです。なんとか間に合ってお隣さんに挨拶しなきゃなと小袋のお菓子と(同じジャンルの人だったら)新刊を渡して、ここで胃がキツくなります。もう本当に人間と関わるのが向いてないんだろうなと。その後開場し、無名絵描きながらキャラに惹かれてきてくれるお客さんもいて「ほんとに売れるんだ〜」と思いました。同じキャラが好きなお客さんを相手にした時に嬉しい気持ちと裏腹に「あぁ、やっぱり人と話すと疲れるかも」と明確に思いました。同人作家同士で交流するわけもなく、買いたいものもこれといってありません。15時にはもう終わったよ〜ってムードになって、撤収するか、となった時「なんか参加しなくても別にいいな」という感想だけが残りました。
人と関わることを楽しむよりもSNS上で作品上げてるだけの方が自分の性分にあっていたみたいです。
②オフ会に参加した感想
これを言っちゃおしまいなんですけど、同じ作品が好きなのに話が全く合わないこと、多すぎませんか?美味しいカフェでお茶したり、カラオケでアニメ映画の鑑賞会するのは楽しいんですが、話が合う人を探すのが難しすぎて、この時間使うなら1人で漫画やYouTubeを見たいと思ってしまいました。全部がダメってわけじゃなくて適度な刺激にはなるんですが、パチパチキャンディのように始めだけ楽しくて後は解散まで惰性でいなきゃいけない感じが苦しかったです。
特に辛かったのがSNSで交流していた人と実際に会って想像していた人柄とまったく違った時です。SNSのフォロワーと会った時に別のフォロワーの悪口ばかり言うのがほんと辛かった。その後も「電話で話したい」とか言ってきて、電話してみたらまた愚痴や悪口ばかり。SNSの文章上ではそんなことなかったので、たぶん相手にとって愚痴っても良い人って思ったんでしょう。見切りをつけずに無駄に関わりを持ってしまったのでアカウントごと全て捨てました。もうSNSで知り合った人と仲良くすることもないしオフ会には参加しないかなと思います。
なぜオタクなのにオフ会やコミケに参加しないのか?について自分なりに理由を考えました。
❶人と関わるのが好きじゃない
根本的に人間が好きじゃないんだと思います。無理な人と関わらなきゃいけないなら1人の方がマシというのを20年以上繰り返してきました。そのぐらい私の周り(親を含めて)やばい人間しかいなかったです。なんとなく人と付き合うこともできません。人と一緒にいることが楽しいとも思えません。楽しいかどうかは自分と相手の相性次第です。諦めに近い感情だと思います。
❷人混みが苦しい
コンサートや劇場、テーマパーク。オタクに持ってこいの場所だと思います。ですが、楽しい以上に苦しい。人が近すぎるのがダメみたいです。人酔いして動けなくなりますし、不意に話しかけられるとしばらく何事にも集中できなくなります。
結局楽しめない。私は集中して見たいので個人的には即物的なノリを求めてくる物ほど無理でした。フェスなんてもう無理。ガラガラの映画館が好きで観たい映画もブームがすぎるまでじっと耐えます。今はライブビューイング機能が豊富なので嬉しい時代になりました。
❸1人で物を作ってる時間の方が楽しい
創作物は自分のペースで作ることができます。漫画もイラストも、私が特に苦手なものが〆切です。かなり猪突猛進な性格で「今やる」と思ったら淡々と同じことをずーっとやります。〆切とか関係なく完成させます。しかし、それを期日で追い立てることができません。やらなきゃいけないことを自分では決められないんです。そのため宿題も全部提出できたことがありません。今やりたい教科だけをずっと解くという繰り返しでした。ブレーキの効かないアクセル全開のハンドルのない暴走車両の運転手の気分です。
コミケは待ってくれません。できてから次の開催じゃ遅いんです。もうその頃には気持ちが切り替わっていて別の作品作りに勤しんでいます。結果的に対面イベントではなくインターネットでの掲載が1番馴染みが良かったです。
❹金銭的に余裕がない、物欲もない
お金に余裕があるわけじゃないです。そして、この作者の本がほしい!グッズが欲しい!という気持ちもほぼないです。なので、コミケに参加する人の気持ちが心の底からわかりません。販売はしたことあるのに購入者になったことがないんです。所有した本も基本一度読んだら売ります。読み返したい時が来たらまた買うようにしています。9.9割をレンタルで済ませ、買うのもBOOKOFFや中古ショップを利用するので新品を買うことがまずありません。アニメグッズもメンテナンスのことを考えると全く買わないです。なので「絵が綺麗だからほしい」「本の内容がいいからどうしてもほしい」という気持ちがわかりません。コミケは特に個人販売で値段が高くなりがちなので、この値段じゃ買えないなと思ってしまいます。
以上が個人的にオタクがコミケやオフ会に参加しない理由でした。長文なのにここまで読んでいただいてありがとうございます。