何が正解で何が不正解なのか。時代を追うごとに変わっていきますよね。
今回は毒親について書いていきます。
私の親は確実に毒親です。確実に毒親なんですが、それは現代の基準でいう"確実"です。
親は間違った愛情を20年間ずっと注いでくれました。ひどく憎んでいましたが今はもう他人だと理解することができ、心穏やかに暮らしています。会いたくはないです。
親は面白かったです。変なものが好きで収集していました。今では家がゴミ屋敷になっています。
親の脳内は2人ともぐちゃぐちゃでした。まったく思考を整理整頓できていなくて、優先事項がわからない人でした。
子供や動物はは殴ってもいい。動物(ハムスターまで)だから痛みを与えないとわからない。死ぬまでそれを繰り返していい。てかいつの間にか死んじゃった。
ネットがない世界でもこのリテラシーの低さが横行していました。私は大人になってYouTubeを見てこれって暴力なんだと知りました。それほど家の常識がおかしかったです。
食べ物は全て惣菜とパン。母親の味は私には存在しません。
そして食事中に戦争の生々しい映像(死体の山)を見せられる。久しぶりに実家に帰った時も同じことされたので変わってないなと感じました。その時はとても嫌な気持ちになったので食事をやめました。
母は戦争のことが大好きでした。戦争の映像が生々しいほど好きでその良さを子供にもわかってほしいから家にいる間はずっとダビングされた戦争映像を見せられました。
父親は子供にだけ暴力をふるいます。子供は動物と同じだからだそうです。
母親は子供が殴られることはふつうのことだと言いました。怒ってやるのが無償の愛だそうです。泣いたら殴る。泣かなかったら泣くまで殴る。毎日そんな感じの理由でした。
この状況を説明しても正確に理解してくれる人の方が周りにいなかったので、私の常識はなかなか覆りませんでした。もちろん助けてくれる人はいません。私もSOSを出していいのかさえわかりません。これが普通なんだから。
大人になっても家を出て、付き合う人みんなに聞きました。その状況はおかしいと笑いました。彼らにとって現実的じゃなかったんでしょう。
私は母と父のおかげで何を言われても傷つきづらくなっていました。なので持ちつ持たれつのようなまともな人間関係を子供の頃から築くことができませんでした。あまり関わらない同級生から「よくあんな奴と付き合えるね」と一言言われたことにずっと「なぜ?」と思っていました。私が付き合っていた友人はみんなあんな奴だったんです。大人になって振り返ってみると言われた意味がわかりました。当時の私にはわかりませんでした。
まだまだいっぱいありますが、思い出しながら書くのも少し疲れたのでまた機会があれば続きを書こうと思います。